山岳用テントとして2張目に買ったのがBigAgnes Fly Creek UL1EX。
軽量ソロ、ダブルウォールのテントが欲しくて2013年に購入しました。
最後に「EX」がついているのは、日本別注のインナーノーメッシュのタイプになります。
サイズ・素材・重量のスペック。
※実測したものですが、実値との誤差はご了承ください。
BIG AGNES Fly Creek UL1 EX ノーメッシュ 2013年購入モデル |
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サイズ | 107(W) x 218(L) x 97(H)cm 最小幅 76cm 前室 58cm |
本体 | インナー 339g フライシート 256g |
テントポール | 280g |
純正ペグ 11本 | 123g |
スタッフバッグ | 37g |
総重量 | 合計 1035g ※グラウンドシート 113g を含めた総重量は1,148g |
素材 | フライ素材、フロア素材ともにシリコンコーティング・ULリップストップナイロン 耐水圧1200mm |
構造 | 半自立型 吊り下げ式 インナー ノーメッシュ ダブルウォール 短辺ドア×1 |
参考価格 | 44,280円(税抜) |
左より、テントポール、(ペグも一緒に入れています)
中央が本体+フライシート、右が専用フットプリント。
スタッフパックの素材は中が透ける程薄いです。本体+フライを余裕で収納できる大きさ。
一応一周するベルトが付いてますが、全体を圧縮(コンプレッション)かけられるタイプのスタッフバッグではありません。
コンプレッション式のスタッフバッグに変更すればさらに小さく収納できます。
僕はSEA TO SUMMITのスタッフバッグを使う場合もあります。これでパッキングの体積が約半分くらいまで小さくできました。
純正のグラウンドシート。重量113g。
フライクリークUL1はインナー本体がかなり薄い素材の為、穴あけや破れ等防止のためグラウンドシートは必須かと思います。
そしてこのグラウンドシート自体もかなりの薄さ。他に所有しているmont-bellやニーモのグラウンドシートと比べてもペラペラです。純正のグラウンドシートを使うもう一つのメリットは、グラウンドシート+フライシートのみで「シェルター」としても使う事ができます。
テントポール。広げると勝手に組み上がっていきます。形は一般的なクロス型ではなくY字型です。
DAC社のアルミ製ポール。レッドカラーもなかなかかっこ良い。
Y字型ポールの為、本体グロメットにハメるのはフロント2か所、後ろ1か所の計3カ所だけ。設営時間もほとんどかかりません。
簡単に立ち上がります。
そして本体6個のフックをポールに引っ掛けてあげればインナー完成。
フロントから。
ドアパネル面積を最大限に大きくしたデザインとなっていて出入りはしやすいです。ダブルジッパーのラインが変則にカーブしているので、片手で操作すると写真左下のコーナーでたまに引っかかります。一般的なドーム型ラインの方がやりやすいかな。あまり気にしてませんけど。
続いてサイドから。
室内高が最も高いトップのフックから、後ろに向かって急激に落ち込むライン。
Y時型ポールなのと、軽量化の為のデザインかと思いますが、ここは居住空間がかなり削られている部分です。奥に向かって室内はかなり低くなっていきます。
パネルはノーメッシュ。ハーフメッシュに比べて当然通気性は劣りますが、降雨時の浸水、または残雪時や積雪時に使用する場合は外気を防いでくれる一枚壁となってくれます。
夏は当然暑いですが、その分シェラフを思い切り削ってダウンジャケット+エスケープビビィで寝るというスタイルでも十分いけます。
フライシートを被せるとこんな感じです。
Fly Creek UL1EXは半自立式。全ての箇所にペグダウンをしっかり打つ事でしっかりと自立します。
Y字ポールのため、後ろはポールとテント本体が1箇所のみしか連結されていませんので両サイドへしっかりガイラインを引っ張って固定します。
極薄のフライシートの透け具合。(ポールとフライが若干ずれてますが)
本体ノーメッシュの為、中の人までは見えません。
ガイラインはダイニーマ・リフレクティブガイライン 2mmへ変更。ミニラインロックを使っています。
室内。一人で寝るには十分すぎる奥行きと幅。
テントマットを端に置けば、空いたスペースにギアを置く事も十分できます。
ドアパネルの天井部分。収納ポケットが付いてます。ヘッドランプや小物入れにぴったり。
グロメット部分。フライシートはアタッチメントでパチっと連結。ベルクロを締めれば張りの強さを簡単に調節できます。
前室はそこそこ広く、靴を置いて煮炊きするには十分な広さです。
特徴的なのは、本体の両サイドにつけられているフック。ここから延びている黒いコードをペグダウンさせてあげる事で室内空間が広がります。(写真では見やすいように上向きに引っ張っていますが、実際は地面に向けて張ります)
両サイドのペグダウン前。
両サイドの壁が張られていないので少々圧迫感があります。
ペグダウン後。
内部空間が広がりました。見た目以上に感覚が広く感じ全然変わります。
あくまでも「空間」が広くなっただけで、床面積が広くなったわけではありません。
フライシートをフルクローズした状態の全景。
他のテントとあまり被ることがない個性的な配色とデザインです。実際に激混みのテント場では自分のテントがすぐに発見できました(笑)
裏銀座縦走時の写真です。烏帽子小屋のテント場にて。
すぐに使うギアは枕元の横に置いて、ザックは足元に置きました。
この日は超快晴でテント内に入ると暑すぎました。ハーフメッシュだったらこもった熱が抜けて気持ち良いでしょうね。でも夜に気温が低下した時や、雨風の強い日などはノーメッシュの方が安心して過ごせると思います。
雲ノ平のテント場にて。混み合っててなかなか良い場所がみつからなかった。
さらに通り雨の後でグチャグチャの水たまりがすぐ横でした。
2人用テントの人達が避けていた場所でしたが、小さい設営面積のお陰でこんな場所でも問題無く設置できました。ミニマムなテントだと設営場所の選択肢が増えるし、込み合うテント場でもすぐに設営と撤収ができました。
またこのテントで旅したいな~と思わせてくれる、安心できる軽量ソロテントです。
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ボクもお気に入りのテントです。
最初は狭く感じましたが
今では体がなじんで居心地もよくなりました^^
おもに輪行キャンプ旅に利用しています。
FOXさん
そうですね、僕も最初の狭い印象から使っていく事で
この空間に慣れていった感じです。
輪行キャンプも良いですね〜、軽量ダブルウォールは場所を選ばず
山にも旅にも使いやすいギアですね。