NEMO TANI2P(ニーモタニ2P) レビュー 試し張り

2人用の山岳テントをやっと購入しました。

以前の記事「山岳テント2人用候補」で比較したりカタログ見たりと悩む日々が続きましたが、最終的に「NEMO TANI2P」を購入しました。2013年モデルです。

テント場で何度も目にしていたし、山の店に行けば置いてあるので実物を手に持ったりと、見れば見るほど欲しくなってしまい「とにかく一度使ってみたい」と思わせてくれたテントでした。

フットプリントが売り切れてましたが、ようやく家に届いたので天気の良い日に庭で設営してみました。

NEMO TANI2P左から、本体+フライシート/テントポール/ペグ・ガイライン/フットプリント(グラウンドシート)。
スタッフバックは防水性。濡れたテントを収納してもバックパック内を濡らしません。大きめのサイズで作られており、几帳面に畳まなくてもある程度畳んで丸めて押し込めば収納できます。最後にコンプレッションベルトで圧縮できます。

重さもスケールで実測してみました。(若干の誤差はあるかと思います)
本体+フライ+スタッフバッグ 1224g
ポール 415g
フットプリント 261g
標準(純正)ペグ+ガイライン 107g
合計で2007g。丁度2kg!希望通りです。

そしていよいよ設営!
まずはフットプリントを広げます。向きはNEMOのロゴが上です。

ニーモ タニ2Pグラウンドシートフットプリントの上にインナーテントを広げてから、四隅を連結させます。
フットプリント側はフックになっていて、インナーテントのアタッチメントにパチっと引っかけます。

NEMO TANI2P連結部分3実際のテント場ではこの連結作業を省略したい為、僕はフットプリントとインナーテントを連結させたままスタッフバックに収納しています。ちょっとの差ですがこの方が強風や雨の時は絶対に楽です。スタッフバックも大きめなので問題無く収納できました。

そしてペグを打ち込んで準備完了。

NEMO TANI2Pインナー4次はテントポール。DAC社製のフェザーライトNSLポール。落ち着いたグリーン系の色。
メーカーHPによると、DACのラインナップの中でも最も軽くかつ接合部の強度が高い作り。ポールの接続部分の太さとポール自体の太さがほとんど同じなので従来に比べ強度がアップし、さらに大幅な軽量化をされているとの事。
エスパースやヒルバーグのテントもこのフェザーライトNSLポールが採用されてます。

スリーブ式の場合は1本づつ別々に組み立てますが、これは2本が最初から連結しています。

ニーモ タニ2Pポールポールを広げればテンションコード(ゴム紐)で勝手にカチャカチャと組み上がっていきます。
クロスに交わる部分が繋がっているのでなるようにしかなりません。
1本づつ組むタイプより早いです。あっという間にX型。

NEMO TANI2Pポールそしてポールの先端を四隅のアタッチメントにはめていきます。
この部分はプラスチック製。一番デリケートに扱わないとね。踏みつけて割れたら設営不可能です。

NEMO TANI2P連結部分軽〜く押し込むだけでパチっとはまります。
こんなんですぐに抜けないのかと心配になりますが、手でねじらないと抜けない作りになってます。

NEMO TANI2P連結部分2 四隅にはめるとポールが立ち上がります。

NEMO TANI2Pポール2ポールの交わる部分。「スイベルハブ」と呼ばれる白い透明のパーツの下に黒い受け口がついています。
この受け口にインナーテント中央のフックをはめます。

NEMO TANI2Pポール連結部分そして残りのフックをポールに引っ掛ければインナーテント完成。
めちゃくちゃ楽ですこれ。ここまで5分もかかってません。吊り下げ式の恩恵を感じます。

NEMO TANI2Pインナー

NEMO TANI2Pインナー3

NEMO TANI2Pインナー2あとはフライシートを被せます。
アタッチメントの一番外側にフックを引っかけるだけ。緑のベルクロを締めればテンションも簡単に調整できます。

NEMO TANI2P連結部分4四隅を連結させてテンションを調整すれば完成です。今日は設置スペースの都合で張綱は省略しました。
フライシートの裏側にはマジックテープが4カ所あって、ポールに巻き付けて固定できるようになってます。

従来モデルとの変更点は前室の先端左右にラインロックが設けられており、どちらのドアを固定してもテンションの調整ができるよう対応しています。従来モデルはこれが片方のみでした。確かにテント場の状況でドアの左右を使い分けれるのは便利ですね。

フライシートのグリーンも好みの色。

ニーモ タニ2Pまぁ今日は気持ち良く両方のドアをガバっと全開。

ニーモ タニ2P3入口でか~い!空気の入れ替えも楽だし何より涼しそうです。
ステラリッジは入口が小さかったから、出入りもかなり楽になりました。

ニーモ タニ2P2フライシートを束ねるコードは、ループに通してコードストッパーで閉めるだけ。
これまで持っていた2つのテントよりさらにシンプルで使いやすいです。

NEMO TANI2Pアジャストテント内部。Zライト(183×51cm)を広げてみました。

ニーモ タニ2P内部内部から見てもわかるように2人で寝るには十分の広さ。一人で使う場合も快適に過ごせそうです。
長辺220cmの広さは、身長183cmの僕が寝ても足元にザックを置けるほどのサイズ。

天井高も107cm。中央なら体育座りしても頭をつっかえる事はありません。壁側ではさすがに低くなりますが圧迫感は感じません。狭いな〜と言うより、むしろ意外と広いじゃん。と言うのが正直な感想です。

ニーモ タニ2P内部2天井の真ん中にはフックが1箇所、周囲にループが4つ付いてます。
下の中央にはポケット1カ所。貴重品・ヘッデン等余裕で入る大きさです。

ニーモ タニ2P内部3分かりづらい写真ですがバスタブのコーナーです。高さは約20cmくらい。
スペックにある耐水圧5000mm。フロア全体とコーナー箇所の事でしょうかね。

ニーモ タニ2Pバスタブ後部のベンチレーション。
固い芯が入っている黒い棒。こいつの先端はL字になったマジックテープが付いてて、フライ本体のマジックテープに合わせればつっかえ棒の役割を果たし窓を開けたまま固定できます。
メッシュパネルで虫よけ対策も万全。ジッパー、つっかえ棒も全てテント内部から操作できます。全開にすると風がかなり抜けてくれました。

NEMO TANI2P換気3前面の入り口も大型のベンチレーションがついています。
ファスナーの閉開も引っかかりなくスムーズ。片手で開けられます。音はそこそこ鳴りますね。

NEMO TANI2P換気前面と後方のベンチレーションを全開する事で効果的に風が吹き抜けてくれます。
空けた窓もクルクルっと巻いてコードで簡単に縛れます。
自炊は基本的に前室で行いますが、時としてテント内でバーナーを使うシーンもあります。
その際、最も換気に気を付けなければなりませんがこの大きいベンチレーションなら使い勝手が良いですね。

NEMO TANI2P換気2前室の奥行は約75cm。ステラリッジと比べるとかなり面積大きいです。
登山靴を置いても余裕で自炊ができるスペース。

ステラリッジは前室のファスナーが1つのみでしたので、一方通行に開けるか閉めるかでした。
TANI2Pのファスナーは上と下と2つ。これで全開せず上部分だけを開ける事もできます。これによって前室を閉めた状態での換気が行えるようになっています。
さらに上部分には、後部のベンチレーターと同じくあの「黒いつっかえ棒」がついており、ファスナーで開けた空間が閉じないよう固定してくれます。
かゆい所に手が届く、ユーザビリティを細部まで考えた作りには本当に感心させられます。

ニーモ タニ2P前室2前室も横から見ると奥行長いですね。
閉めるときに手が届きにくいかもしれませんが、それでもこの空間の広さは助かります。

ニーモ タニ2P前室今日は張綱を通しませんでしたが、標準のペグとガイラインはこちら。
V字のアルミペグ5本とガイラインが4本。

ペグは張綱の分を入れると9本必要なので買い足しました。
ガイラインもこれは使うつもりが無いので別で購入。

nemo tani2p ペグ左が購入したヒルバーグのペグです。重量8g。 右はニーモの純正ペグ。重さ12g。
テント四隅には抜けにくいニーモのV字ペグを使い、その他はヒルバーグを使う予定です。

nemo tani2p ペグ2張綱は、ダイニーマ・リフレクティブガイライン 2mmに変更。水に濡れても強く夜もピカっと反射してくれる。
ミニラインロックも合わせて購入。

ステラリッジ3とフライクリークUL1EXもこの組み合わせにしてあるので、どれかが切れたり無くしたりしても家に帰れば代用できるよう揃えています。

ヒルバーグ ペグ所有のテント3種並べてみました。
パッキングがヘタクソ(笑)で、デコボコな形ですが、TANI2Pの容量のコンパクトさはいいですね。

NEMO スタッフバック今では所有している人も多く、決して珍しくないテントですが文字通りスタンダードの仲間入りを果たした1張だと思います。細部に至る所まで感心する所が多く、その良質な作り・アイデアの集合体がこのようなテントになったのか〜。と褒めたくなります。
唯一の不安は、やはりアタッチメントの素材。プラスチックは本当に気をつけないとね。

今年はテント泊へ行けない週末が続いたのでフィールドでの使用はまだ1泊のみ。
初の山行は北八ヶ岳の双子池でテント泊でした。

夜通し大雨でしたが、浸水する事もなく快適な使い心地でした。まぁ樹林帯に雨風を守られたのも大きいですけど。
標高の高い稜線で使用するのも楽しみです。

ニーモ タニ2P4これからも色んな山で活躍してくれる事を期待。宜しくお願いします!

追記  さらに軽量化した TANI LS2P 発売!

2015年はNEMOからさらに軽量化した新しいTANIが発表されています。
この記事で紹介している従来のTANI 2Pと同等の強度を維持しながら大幅な軽量化(約330g)を実現。
サイズについては長辺が11cm長くなり、高身長でも快適に過ごせるようになっています。
コーナーアンカーも変更され、フットプリント+フライのみで自立、その後にインナー設置可能。
ポールも上下逆さまに間違えないよう直感的に設営可能。

う~ん、すごい進化ですね。前モデルはディスコンのようで在庫処分となったり売り切れになったりしています。パッキングサイズもよりコンパクトになったそうで、見てみたいな~欲しいなぁと思ってしまいます。今年購入される方は羨ましいです!

「TANI LS 2P」
【就寝人数】 2 人
【最少重量】 1.30kg
【フレーム】 DAC 8.5/9.0mm FeatherliteR NFL/NSL
【インナーテント素材】 20D ナイロン / メッシュ
【フライシート素材】 15D PU ナイロン
【フロア素材】 20D Sil / PU ナイロン
【室内高】 104cm
【フロアサイズ】 130x231cm
【フロア面積】 2.8 ㎡
【前室面積】 0.7 ㎡
【付属品】 スタッフサック、ペグ、ガイアウトコード、リペアキット
【別売アクセサリ】 フットプリント

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