GWは残雪の北横岳へ。
冬季閉鎖が解除されたばかりのメルヘン街道を走り、麦草ヒュッテ駐車場に着いたのは6:30頃。
すでに駐車場は満車に近い状態。
ここの標高は約2120m。吹き抜ける風が冷たい。
靴紐を縛る手が痛くなるほど寒かった。
スタートから雪道となったが、ひどいアイスバーンでもなかった為アイゼンはつけずにそのまま歩いていく。
早く体を温めたい気持ちが強かった。
あっという間に茶臼山に到着。
風も強いが一気に展望が開け、八ヶ岳に来たぞという開放感。
遠くの展望に目を奪われてしまう。
南アルプス、中央アルプス、御嶽山、北アルプス、そして南八ヶ岳。
ここから下りが始まる。チェーンスパイクを装着した。
北八ヶ岳といえば苔。
雪解けの中に映える濃緑が美しい。
チェーンスパイクで雪道を踏みしめる足音が気持ちよい。
茶臼から一旦下って登り返すと間も無く縞枯山だ。
縞枯山の山頂は展望が全くないため、展望台の岩へ寄り道。
しばらく景色を楽しんだ。
仙女ヶ岳、甲斐駒、北岳。
中央アルプス。
鼓の季節は小エビの尻尾か。
とても絵になる縞枯山荘。思ったより雪が少ない。
以前ここでコーヒーを飲んだ時、オーナーの半生を綴った本を買わせていただいた。
坪庭をブラブラしてから北横岳へ。
北横岳山頂到着。
蓼科山を目の前にぐるりと大展望が広がる。
主峰赤岳。ここから見ても堂々して立派。
山頂を楽しんだら再び坪庭に降りていきます。
ピラタスロープウェイ駅に到着。トイレ休憩(100円)
以前の山行写真と比べると看板が変わったことに気づいた。
2011年1月の北横岳〜縞枯山に行った時の写真。
坪庭は冬季も綺麗。また雪山に行きたくなる。
そんな冬山の思い出と交差しながら下山開始。
縞枯山を迂回するように巻道コースを選択。
途中ルートを間違えてしまい、藪漕ぎで登山道まで登り返す場面も。
今日はいろんな山が見えたけど個人的にはやっぱりこれが好き。
一際目を奪われてしまうのは甲斐駒ケ岳。(帰り道の車内から撮影)
北横岳は1月と8月に登ったことがあったので今回で3回目。
季節とルートが毎回違うので、新鮮さと懐かしさが交差する残雪ハイキングでした。
茶臼山〜縞枯山〜北横岳 山行概要
日程 : 2021年5月4日
メンバー : 4名
主なピーク : 茶臼山 2,384m、縞枯山 2,403m、北横岳 2,472m
行動時間 : 約6時間(小休憩含む)
合計距離 : 約12.6km
【 コースタイム 】
麦草ヒュッテP(07:00)・・・茶臼山(7:20)・・・縞枯山展望台(08:10)・・・坪庭(8:55)・・・北横岳(09:50)・・・(10:10)北横岳ヒュッテ 昼休憩(10:40) ・・・出会いの辻(12:45)・・・麦草ヒュッテP(13:00)
※山と高原地図の標準CTは6時間5分です。
COMMENT