蓮華温泉〜朝日岳〜雪倉岳 テント泊 DAY1

北アルプス最北エリアに位置する朝日岳〜雪倉岳を歩く一泊二日のラウンドハイク。
朝日岳_雪倉岳190811-15
初日は蓮華温泉〜五輪尾根〜朝日小屋でテン泊、
二日目は水平道から雪倉岳を登頂後、鉱山道から蓮華温泉に下山。

昨年久しぶりに白馬岳へ行った時、三国境から見えた雄大な雪倉岳が忘れられず、いつか行ってやろうとリストアップしていたコースです。

三国境周辺から眺める雪倉岳と朝日岳(2018.8)

白馬岳テント泊20180805-10

高山植物に彩られた登山道、沢が豊富で水場も多い。
朝日小屋のテン場はフラットでシーズン中も比較的空いている。
稜線に上がれば白馬岳、旭岳、剱岳のダイナミックな眺望が素晴らしいコースです。

6:10  蓮華温泉駐車場からスタート

標準コースタイムは初日が約8時間30分、二日目は約10時間。合計距離約30kmとなかなかの健脚コース。
登山口の蓮華温泉までは車でアクセスでき、下山場所も同じなので車の回収も問題なし。

メンバーはGWに伊豆山稜歩道を一緒に歩いた4人。
白馬岳の縦走は全員経験済みなので、今回の「裏白馬」とも言えるエリアから見える白馬稜線もまた違った印象に見えるに違いない。

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朝日を浴びながらスタート。
出発からいきなり300mほど下りが続く。

蓮華の森と呼ばれる湿原のなかは木道が整備され、尾瀬っぽいのどかなエリアを抜けていく。

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樹林帯がしばらく続き、2度ほど橋を渡った。
1度目の橋ですでに沢へ飛び込みたいほどの暑さで、どこか降りれないか探したけど見つからなかった。
2度目の橋は白高知沢を渡った所で、沢沿いに良い休憩スペースがあるのでこれからの登りの備えてゆっくり休んだ。

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カモシカ坂を登り切ると視界が開けた。
五輪高原の中、標高をぐいぐい上げていく。

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青空と緑の世界。山肌に見える雪渓がアルプス特有の夏山を演出。

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吹上のコルに出ると、日本海からのルート栂海新道(つがみしんどう)と合流した。
この頃には言葉を吐くのもキツいくらい喉が渇き、暑さに体力がどんどん消耗していた。

14:00  朝日岳山頂到着

吹上のコルから約1時間、朝日岳山頂に到着したが周囲360度の大展望はなく、全て雲に覆われてしまっていた。

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山頂を出て15時頃には朝日小屋に到着した。
蓮華温泉を6時に出発しているので、行動時間は約9時間。
真夏の日差しの強さもあって結構しんどい1日だった。

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テント場は予想通り空いており、ハイシーズンの北アルプスとは思えないほど余裕があった。

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朝日小屋の目の前は展望が素晴らしく、夕刻には雲が取れてきた。
雪倉岳〜旭岳〜白馬岳の稜線がハッキリと見えている。空には月も浮かんでいた。

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ソロテントの僕たちは宴会場を囲むように設置し、小屋でキンキンに冷えたビールを買って乾杯。
それぞれ持ち込んだ食材を一斉に調理し始めた。

生野菜サラダから始まり、酒の肴になる一品料理の数々、焼きそば、燻製ベーコンの網焼き、海鮮アヒージョ・・etc
食べて飲んでも食材はたくさん余った。皆のザックは僕の想像を超える食料と酒が詰まっていたのだ。

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最高の場所で飲むビールとおいしい食事で、疲労感と満腹感とほろ酔いが良い感じで混ざり合い、疲れ切っていた体もゆっくり溶けていった。太陽はゆっくりと山肌の向こうへ沈んでいく。

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赤く染まる白馬岳と旭岳。

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明日は今日よりも長い行程。
早めの就寝で明日へ備える事にした。

夜中2時半に起床し、ゴソゴソとパッキングを始めた。
「星キレイだよ」と声をかけられ、テントのフロントファスナーを開けると満天の星空が広がっていた。

DAY2へ続きます。。

蓮華温泉〜朝日岳〜雪倉岳 DAY2はこちら

 

 

 

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