他県への移動制限が解除された初の週末。
久しぶりの鳳凰山へ。
本当は谷川連峰へ行く予定だったけど、天気が悪かったので南アルプスに急遽変更したのだ。
朝5時前に到着すると、夜叉神峠の駐車場には既に十数台の車が停まっていた。
広河原方面の山小屋は全て休業中のため、北岳方面の山域は入山を控えるようにと。
まだ再開の見通しも立っていない。
夜叉神峠へのウォームアップ。素晴らしい朝日が差し込んできた。
緑がキラキラと輝いて空気がおいしかった。
久しぶり、この感覚。
夜叉神峠からは雲ひとつない快晴。3000m越えの稜線がクッキリ見える。
山は不思議と過去の山行を思い出させてくれる。あのきつかった白峰三山縦走が蘇ってくる。
顔と背中には既に汗が吹き出ていた。
まずは南御室小屋を目指して。
ここを歩くのは3度目。前回は2015年だったか。
なんて苔が多く良い匂いがするんだろう、という強烈な印象があったが、変わらずその通りだった。
変わったのは登山道ではなく、自分の体力。
こんなにキツかったっけ?
それでもこの森はとても癒されるトレイルであることは間違いない。
歩いていて本当に気持ちよかった。
南御室小屋に到着。
営業していないと思っていたので水場はあてにできず、今回は水を担いできた。
湧き水の方を覗いてみると、しっかりと水は出ていた。(ここの湧き水は美味しいのだ)
ここから急登が始まり、薬師小屋を過ぎると少しばかり残雪が。
軽アイゼンも必要ない程度でよかった。
さぁ、稜線だ。
稜線に出ると、周囲はあっという間に雲に覆われ、白峰三山も富士山も八ヶ岳も見えなかった。
雲の切れ目からわずかに見えた北岳山頂が最後の姿だった。
薬師岳山頂から観音岳山頂へ。
雲がなければ絶景トレイルなんだけど。
観音岳山頂。
しばらく眺めていたが、オベリスクや甲斐駒も見ることができず。
体力があれば地蔵岳まで行って往復できるだろうけど、さすがに観音岳までで相当疲れてしまった。
今日はトレイルランナーが多く、地蔵まで走っている人も何人かいた。
久しぶりのアルプスはとても雄大だった。
稜線上のハイマツを見ると山の世界に来たと思えたし、雲の流れから見え隠れする景色も良かった。
山は逃げないのでまたいつか来たいと思う。
南アルプスの中でも夜叉神峠はアクセスが良く、ここから鳳凰山への登山道が本当に気持ち良い。
(コースタイムは巻けるけどそろそろしんどいな)
このコースは何回来ても良いと再認識。
夜叉神〜観音岳までのピストンで約20km。しんどいので次はゆっくりとテント泊が良いな。
鳳凰山 (夜叉神峠~観音岳) 山行概要
日程 : 2020年6月日21日
メンバー : 4人
主なピーク : 薬師岳(2.780m) , 観音岳(2.841m)
合計距離 : 約20.2km
行動時間 : 8時間25分 (往路 5時間 / 復路 3時間25分)
【 コースタイム 】
05:00 夜叉神峠登山口 – 05:30 夜叉人峠 – 06:40 杖立峠 – 07:55 苺平 – 08:15 南御室小屋(小休憩)08:35 – 9:15 薬師小屋 – 9:30 薬師岳 – 10:00 観音岳 10:20 下山開始 – 13:45 夜叉神峠登山口
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