立山・劔岳 テント泊 DAY1 室堂〜立山~剱沢キャンプ場

これまで登った山の中で印象に残っている山行はたくさんあるけど、強烈に印象的だったのは剱岳だ。
前回は2012年9月になる。その時の山行はこちら。

 

 

そして2021年。7月の4連休。
奇跡的に3日間を山に当てることができ、その忘れられない山容をもう一度登れるチャンスが来た。
僕にとっては9年ぶりの剱岳。晴天に恵まれて前回同様に最高の登山となった。

久しぶりの室堂へ

「扇沢駅~室堂」の始発は6:30。
前回は朝5時前から始発チケットを並んで買ったので今回も覚悟していたのですが、あれから約10年。画期的な進歩がありました。
今回はWebで前売り券が購入できたのだ。
クレジットカードで事前決済の為、当日は始発チケットを求める大行列を横目に、前売り専用の券売機にQRコードをかざすだけ。
3分でチケットを入手できた。もちろん始発6:30の時間指定。

今回は友人2人+僕の男3人旅。
観光客もちらほらいるが、この時間帯は9割がハイカーだ。

放水中の黒部ダムを横目に急ぎ足で進む。

しかし良い天気だ。ド快晴。

室堂駅から登山開始

扇沢駅から約1時間40分。室堂に到着。
身支度を整えて出発。

 

雄山に向けて出発。

 

チングルマの群生。

 

何度か雪渓を渡る。
前回は9月にだったので雪渓を歩いた記憶は無かった。

7月の立山まだまだ残雪箇所が多く、独特の景観を楽しめた。

 

一ノ越山荘で小休憩。
すでに相当の暑さ。日陰で水分補給する。そして雄山山頂へのルートを見上げる。
「うわ、焼けそうだな」 強烈な紫外線への恐怖でUVクリームを塗りたくった。

 

一ノ越山荘からは景色もすごく良い。
薬師岳〜黒部五郎の稜線。遠くにあるぽっこりした山は笠ヶ岳か。

 

雄山山頂到着

テラス席のベンチで飲んだコーラがおいしい。

 

稜線歩き開始。
すごい残雪の数!! ゴルフ場のバンカーに見えて来たと盛り上がる。

 

大汝山の山頂に到着。
剱岳もチラチラと姿を見せはじめていた。

 

眼下には黒部湖、正面には針ノ木岳。
こちらの山塊もテン泊で行きたいところだ。

 

いよいよ近づいていきた剱岳。

 

 

立山三山を越えてから一旦下り。
前回はここで雨に降られてしまいがガスガスと強風のなか歩いたが、
今日は別山へ続く稜線と大きな雪渓が見え、思わず声を上げるほど迫力があった。

 

途中に出会った雷鳥。
バタバタと体を震わせながら地面に擦り付けている。砂遊びに没頭中のようだ。

別山山頂からの剱岳。
前回は天気が悪くここはスルーしたので今回こそ。

想像通り、剱岳を真正面に対峙できるこの場所は、今回のルートで最も印象的な場所だった。
次にまた来れるかわからないけれど、ここに何時間居てもいい、と思わせてくれる絶景ポイント。

 

 

別山から見下ろすと本日の寝床、劔沢キャンプ場がみえた。
まだテントの数は少ない。

 

 

テント場まで一気に降りて降りていく。

 

剱沢キャンプ場到着

僕はローカスギクフ。
インナー付きで購入したけど、山でいつもフロアレスで使用。本体のみで393gと超軽量だ。

テント張ってひと段落し、ビールを買いに行こうと劔沢小屋まで降りていく。
小屋の前でそのまま乾杯。至福の1杯を味わっていると、雪渓をトラバースしているハイカーが目に入った。

明日はあそこを渡るのか。しかも夜中に。
さらに僕だけ軽アイゼンは不要と判断し、車の中に置いてきたのだ。

スリップしたら下までいってしまいそう。

 

テント場でだらだらと飲みながら夕飯。
テント側の残雪にビールを突っ込んどいたのでキンキンに冷えている。

今日の疲労を感じながら、明日登る剱岳を眺め、酒と肴に笑い話。
そして陽が沈む頃には別山の稜線がオレンジに輝いていた。

 


さ、明日は剱岳へアタックです。


DAY2へ続く。

 立山・剱岳  DAY1 山行概要

日程    : 2021年7月22日
メンバー  : 3人
主なピーク : 立山(雄山 3,003m、大汝山 3,015m、富士の折立2,999m)、真砂岳 2,861m
行動時間  : DAY1  約7時間30分(小休憩含む)

【 コースタイム 】
DAY1
室堂(07:40)・・・雄山(9:45)・・・大汝山(10:30)・・・別山(12:10)・・・剱沢キャンプ場(13:30)

 

 

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