歩きたくなる絶景トレイル。
この山行のハイライト。平標山〜仙ノ倉山の間、片道わずか1時間の稜線歩き。
まさに天を歩いているような感覚になれた。
先月に続き、またも天気予報と格闘。予定していた北アルプスのテント泊は諦めた。
今年は北アに嫌われているらしい。
そんな時、いつも第二候補で考えていたのが平標山〜仙ノ倉山の日帰りハイクだった。
天気もこの日だけなら快晴予報。
関越道の水上ICから登山口である元橋駐車場へ。(帰りは猿ヶ京温泉に立ち寄り月夜野ICから)
松手山コースから登り始める。
第一休憩ポイントの鉄塔が見えて来た。
歩き始めて50分。すでに汗だく。
トンボやアブがブンブン顔周りを飛行し鬱陶しい。
気づけば標高も高くなり、テーブルマウンテンの苗場山が綺麗に見えて来た。
森林限界を超えたあたりから、高山植物も多く見られる。
本当に良い天気。
秩父山塊の向こうに富士山も見えた。
早朝7:30。
平標山の山頂に到着。
ここからの展望は良く、周囲の山々が見渡せたけど山座同定できず。
双耳峰の谷川岳だけはすぐにわかった。
そして。これから歩く仙ノ倉山への道。
めちゃくちゃやばいでしょ。この稜線。
小さなアップダウンがいくつかあり、景色が徐々に変化する。
下界は真夏の蒸し暑さだけど、ここはそよ風吹いてなんと気持ち良いことか。
鋭い峰はエビス大黒の頭。
ここを通過し万太郎山〜谷川岳と縦走もできる。
仙ノ倉山の山頂に着いた。
ここは群馬県利根郡みなかみ町と、新潟県南魚沼郡湯沢町にまたがり県境の山頂でもある。
そんなことは忘れてしまい、目の前の大きな景色をただただ眺めていた。
皇海山(恐らく)
谷川岳の右奥に見えている2つの山は尾瀬の燧ケ岳と至仏山。
赤城山。
上州武尊はどれかわからなかったけど、これまで登ったことある山を別の山頂から見渡すのもハイキングの楽しみだ。
仙ノ倉山の山頂は本当に大展望だ。
さ、平標山へ戻り下山開始。
あまりの日差しに友人は日傘。そよ風が吹く標高2000mの天国トレイル。
平標山から山の家へ降りて行く。
山の家に到着。
この辺りでは唯一テント場があり、堂々とテン泊できる貴重な場所。
つめた〜い水場もある。思わず顔を洗い生き返った。
迷わずキンキンに冷えた缶ビールを購入。
たまにはお湯を沸かしてラーメン。
テーブルベンチからは先ほど歩いた仙ノ倉山への稜線が眺められる。
今日の山行を振り返り至福の1杯。
疲労と暑さにやられていたので、こんなに美味しいビールが飲めて幸せ。
(友人が運転なので飲めるのです)
昼食後はそのまままっすぐ下山。
あっという間に駐車場に到着。
数年前から想いを寄せていた平標山〜仙ノ倉山。
ようやく行けたのですが、想像通り、いやそれ以上でした。
また違う季節に登りたい。
谷川岳への縦走も良さそうだ。
平標山〜仙ノ倉山 山行概要
日程 : 2020年8月12日
メンバー : 2人
主なピーク : 平標山(1.984m) , 仙ノ倉山(2.026m)
合計距離 : 約13.6km
標準CT : 7時間10分
行動時間 : 7時間10分(休憩50分含む)
【 コースタイム 】
05:00 元橋駐車場 – 06:30 松手山 – 7:30 平標山 7:50 – 8:40 仙ノ倉山 – 9:40 平標山 – 10:00 平標山ノ家 10:30 – 12:10 元橋駐車場
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