8月だ。猛烈に暑い。
でも青空を見上げると夏山へ行きたくなる。
ここ9年間は毎年どこぞの山へと出かけてきた。
登頂や縦走の達成感、稜線から眺めた満天の夜空、雲海から出るご来光。
暴風になったり、雨に打たれたり、雷の恐ろしさを味わったり。
晴間には山の向こうに虹がかかり、高山植物が美しく咲き、振り返れば歩いてきた道がどこまでも見渡せたり。
テント場で味わうビールが最高にうまかったりと。
全てが夏一番の思い出となってきた。
今年は、山とは別の、大きな思い出が出来た年。
8月1日、長女を授かった。
予定日は偶然にも山の日(8/11)だったけど、10日ほど早く産まれてきた。
嫁が本当によく頑張ってくれたし、出産の壮絶さや命の尊さを受け止めることができた。
元気な産声を上げたときは感動と安心が一気に押し寄せてきた。
恐る恐る覗く。興味深々なウチの猫。
今年は夏山へ片思いで終わりそうです。
でも将来は家族でハイキングやキャンプ、という新たな希望もできました。
山は逃げない。
また歩きに行きます。
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