富士山へ。
山頂で迎えてくれたのは吸い込まれそうな紺碧の空と360度の雲海だった。
金曜日の夜に友人と待ち合わせ。そのまま登山口へ向かい富士宮口を深夜1:30に出発。
ここから富士山に登るのは3度目。でも6月という季節、ナイトハイクは初めて。
スタート地点がすでに2400mあるので当然寒い。
休憩すると体温が一気に奪われ化繊ダウンを着ないとブルブルと震えた。
いつものアルトラ・オリンンパスだけでは砂の侵入が心配だったので、ALTRA x Teton Bros.共同企画のパワーゲイターを着用。
Polartec Power Shield woven という素材を使っていて柔らかくしなやか。もちろん撥水加工も。
眼下には駿河湾と街灯りが。
上空にはまんまるのお月様も浮かび綺麗な夜だった。
だいぶ明るくなり富士山のボディラインも浮かび上がってきた。
九合目到着。すっかり明るくなった。
山頂を見上げる。
残雪は山頂直下の一部だけか。
残雪の斜面をトラバース。
残雪をつづら折に登るトレースがついていたが、やや危険と思い岩稜直登ルートに切り替える。
アイゼンも持参していたが、岩の方が面白かった。
すっかり朝日が出た頃に山頂に到着。
ご来光には間に合わなかった。
すっごい寒い。
太陽の光がなんとも暖かい。ついついコーヒー沸かして休んでしまった。
体を温めてから剣ヶ峰へ。
山頂は僕ら2人と他のハイカー1人だけ。
友人は初登頂。壮大な雲海を眺めながらお互い喜び合う。僕は祝杯にビールを飲んだ。
風が強くなり始めたが、お鉢巡りをしてから下山することにした。
この高度感、ダイナミックな展望はさすが。
ずっと雲の上を歩いている感覚だった。
砂走りでは、パワーゲイターの隙間から容赦なく砂が入ってきた。
そして一気にガスってしまい5m先が真っ白。
午前中に下山できたけど、結構膝がボロボロで。
特に下山はきつかった。いつまでたっても足の調子がよくならない。
やっと五合目に下山すると再び青空が。
いつも眺めている富士山。登ってみるとその偉大さを改めて感じる。
次は残雪期に登りたい、また来ます!
富士山 周回 コースタイム
日程 : 2016年6月18日
メンバー : 二人
主なピーク : 富士山 3,776m(剣ヶ峰)
合計タイム : 8時間45分(小休憩含む)
合計距離 : 約11.3km
【 コースタイム 】 ※標準CTは約9時間(お鉢巡り込み)
富士宮口登山口 1:35 ー 2:00 雲海荘ゲート ー 4:30 九合目 ー 5:35 富士山山頂(小休憩) 5:55 ー 6:10 剣ヶ峰(休憩) 6:50 お鉢巡り ー 7:50 御殿場コースより下山 ー 10:20 富士宮口登山口
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