裏銀座縦走テント泊 DAY1(ブナ立尾根~烏帽子岳)

歩いたことのない稜線、あこがれの景色、未踏の頂を求めて
北アルプス・裏銀座縦走4日間の旅へ行ってきました。

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北アルプス・裏銀座コースとは

裏銀座縦走コースは、北アルプスの高瀬ダム横のブナ立尾登山口から稜線に上がり、烏帽子岳・野口五郎岳・鷲羽岳・双六岳から西鎌尾根を経て槍ヶ岳~上高地へ降りる縦走コースです。一般的に3泊4日のコース。山小屋・テント場も要所にあり、表銀座に比べて登山者も比較的少なく、稜線からは高低差があまり無いうえ、難しい岩場・鎖場もない為とても歩きやすいです。北アルプス奥地の絶景が常に広がっているダイナミックなトレイルです。

このコースを基本とし、行きたかった水晶岳と雲ノ平を付け加える事にしました。
そうすると日程的に槍ヶ岳へ行けなくなってしまいますが、槍ヶ岳は一度登っているので今回はパスとし、双六小屋から新穂高へ下る事にしました。

裏銀座コース 3泊4日の主な日程

DAY 1
七倉山荘(タクシー) → 高瀬ダム → ブナ立尾根 → 烏帽子小屋(テント設営) → 烏帽子岳ピストン

DAY 2
烏帽子小屋 → 野口五郎岳 → 水晶小屋 → 水晶岳ピストン → 雲ノ平(テント泊)

DAY 3
雲ノ平 → ワリモ岳 → 鷲羽岳 → 三俣山荘 → 三俣蓮華岳 → 双六岳 → 双六小屋(テント泊)

DAY 4
双六小屋 → 鏡平 → わさび平 → 新穂高温泉

 

DAY 1七倉山荘からスタート

出発となる七倉山荘までは、新宿から毎日アルペン号の夜行バスでやってきました。
時刻は午前3時半。予定より早く七倉山荘到着しました。

ここから先はマイカー禁止の為、タクシーに乗り換えて高瀬ダムまで行かねばなりません。
ゲートが開き、最初のタクシー発は5時半なのでここで2時間程暇つぶし・・

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ソロ登山者が多いので、乗合タクシーで高瀬ダムまで向かいます。
(料金は1台 2,100円を乗車人数で割勘)

七倉山荘から高瀬ダムまで歩いても行けますが、約2時間ほどかかります。
ほとんどの登山者はタクシー利用でしたが、待ちきれずヘッドランプ付けて先に出発する方もいました。

トンネルや、九十九折の坂道をタクシーで走り、高瀬ダム到着。
ここから登山口まで歩いて行きます。

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いきなりトンネルを歩いて抜け、吊り橋を渡って進んでいきます。このあたりにテント張ってるパーティーもいました。

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ブナ立尾根の登山口到着。今日の工程で自然の水場はここが最後になります。
烏帽子小屋には有料で水が買えますが、正直おいしくなかったのでここで準備体操がてら満タン補給がおすすめです。ここからかなりの急登が始まりますからね。

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「ブナ立尾根」は言わずと知れた北アルプス三大急登。
剱岳の早月尾根、燕岳の合戦尾根、そしてブナ立尾根。

ここ登山口から裏銀座の稜線に出るまで標高差約1500m、CT4時間で登っていきます。急勾配の登りではじまり、結局最後までこれが続きます。途中にフラットな道が続くボーナスステージ等ありません。この裏銀座縦走は、初日の一番初めが最もきついと言っても良いと思います。

 

歩き始めてすぐ、ガサガサッ!!
カモシカが目の前に現れ一瞬で逃げてしまいました。たまたま動画を撮っていたのでその姿を捉えることができました。

カモシカブナ立尾根

樹林帯なので日陰のい道というだけでも助かります。

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あ~、しんどい。。汗が噴き出てくる。
こまめに小休憩と水分補給だ。4日分の食糧と酒を詰め込んだバルトロ70がズッシリと肩にのしかかってくる。

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初日は烏帽子小屋がゴールなので、ここを登り切ってしまえばあとは楽。
もうちょいだ。もうちょいだ。とブツブツ思いながら歩いていたら、ようやく視界が開けてきた。

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登山口から3時間半で烏帽子小屋到着できました。
大分ゆっくり行ったのに4時間切れた。まだ人も少ない。早速受付をしてちょっと離れた所にあるテン場まで移動。

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まだ1張りしか張ってなかったので、場所は選び放題だった。
ビッグアグネス・フライクリークUL1EX。自立式ダブルウォールで総重量は1035gと軽量のソロテントだ。

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テン場から望める南側の展望。
明日からあそこを歩いていくのか~。三ツ岳~野口五郎への縦走路。尾根沿いのトレイルが見えるとわくわくしてくる。

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そして北側方面。青い屋根の烏帽子小屋の向こうに見える山。
あれは烏帽子岳ではなくて、前烏帽子岳(通称ニセ烏帽子と呼ばれる)。

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そう言えば、ブナ立尾根でやたらと目にできた高山植物。
登り一辺倒の時、華やかなアクセントと元気を与えてくれた。

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まだまだ午前中。テント内で少し休憩だ。
地図を眺めていると、今日のうちに野口五郎岳へ行きたいな~っと思ってしまう。それぐらい時間が余っている。でも野口五郎小屋はテント泊禁止。以前突風によりテントが吹き飛ばされた事故が起きた為だ。その先の三俣山荘まではこの装備とスピードじゃ行けないし。テント泊の場合はどうしても初日はここ烏帽子小屋となってしまうのだ。

そんな事を考えながら、サブザックに荷物を詰め込んで烏帽子岳山頂へ向かう事にした。今日は旅の初日。ゆっくりしたって良いじゃないか。空を見上げると眩しすぎるほどの太陽。メチャクチャ暑い、暑い。。

山荘の周りにはチングルマの群落。穂の姿にはよく出会えるんだけどね~。

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クルマユリ。

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名前はわからない。

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小さなひまわりのようなウサギギク。

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烏帽子岳山頂までは白砂の道が続きます。燕岳や鳳凰三山に似てるな。

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やっと出会えたコマクサ!開花のピークは過ぎてちょっと元気がない様子。

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正面に烏帽子岳が見えてきました。天に突くピークが立派。

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烏帽子岳から奥に続く稜線。こっちも歩いてみたい。

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まわりは既に360度山々に囲まれている。

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赤牛岳。

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烏帽子岳の山頂直下。けっこうな岩場。
右手に鎖があり、コースは二手に分かれたけど、鎖は使わず中央のホールドをたどって登っていった。

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山頂に到着。

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山頂から眼下には高瀬ダム。今朝ここから登ってきたんだ。

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船窪方面の縦走路の先には剱岳!!うお〜やっぱ目立ってる。オーラが違うな。

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北川の三ツ岳方面。

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赤牛岳~水晶岳の読売新道の稜線

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山、山、山。北アルプス壮大だな~。

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あまりの暑さに少々バテ気味。
山荘に戻ってくると、ブナ立尾根を登り終えた登山者が続々と来ていた。
山荘の前はお花畑になっていてチシマギキョウが咲き乱れていた。

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正午過ぎ。太陽が容赦なく照り付けダブルウォールだと熱気がこもり中は相当暑かった。

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夕方。ようやく涼しくなってきた頃、テン場が混みあってきた。場所を譲り合って僕も少し移動。このあとも隙間なくテントが埋まっていった。

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ここのテント名場は段々畑のように、下り斜面に平たい場所が続く。
早く到着すれば小屋に近いけど、後からくると大分降りたところに設営しなければならない。下には池もあった。テント場見学と、明日は夜中出発なので予めルート確認の為に降りてきた。ここでビールを飲みながら夕日を眺める。一日が終わった。明日は長丁場だ。ゆっくり寝よう。

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 裏銀座縦走 DAY1(ブナ立尾根~烏帽子岳)コースタイム

日程    : 2013年8月14日(DAY1)
メンバー  : 単独
主なピーク : 烏帽子岳  2.628m
行動時間  : 7時間00分(小休憩含む)

【 DAY1  コースタイム 】
七倉山荘 3:30 ー タクシー 5:30 ー 高瀬ダム 5:40 ー ブナ立尾根登山口 6:10
烏帽子小屋 9:40 (テント設営&休憩) 11:15 ー 12:15烏帽子岳登頂 ー 烏帽子小屋テント 1:10

 

2日目はいよいよ裏銀座の稜線歩きが始まる。
登りたかった水晶岳を経て、憧れの雲ノ平へ!

続く。

裏銀座縦走 DAY2はこちら

 

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