「越後苗場山。
その美しい山頂は、遥か遠い昔からあなたの訪れを待っています。」
言葉通り、とても美しい山頂でした。
そんな苗場山には申し訳ないが、湯沢インターを降りるまで苗場山に行くつもりはなかったのだ。
今日は上州のマッターホルンと呼ばれる大源太山へ行くつもりで来ていた。
しかし3日前に腰痛が再発してしまい、車を降りるのもイテテテ状態。
こんなんで鎖場に行くのもなぁ。それじゃ近くの苗場山にしときましょうか。とういう具合。
苗場山へは以前何度か行こうと思っていたので、ルートのイメージは出来上がっていた。
期待の天気とは裏腹にガスのなか歩き始めた。
久しぶりのハイク。
最近一緒に登っているリュウちゃんと今日も一緒。
北八ヶ岳へ行ったばかりなので僕より足取りは速い。
やっと陽が差すと足元の苔が眩しく光る。
標高が上がると雲海の上へ出たようだ。
遠くには谷川連峰の稜線が。これが見えただけで一気にテンションが上がる。
あら、良い天気。
整備された木道を気持ちよく上がっていく。
いよいよ、目の前に苗場山の全貌が見えてきた。
こんな稜線歩きができるなんて。
雷清水の水場はキンキンに冷たくて本当おいしかった。
今日はピストンなので行きも帰りもお世話になった水場。顔も洗いましたよ。
またガスってきちゃった。
今日は青空の方が少ない日だった。
国立公園というだけあり、谷間の景色も素晴らしい。
鬱蒼とした緑がどこまでも濃く続く。
歩いてきたトレイルを振り返る。
ハイクの醍醐味。
最後に辛い急登を登り切れば頂上に到着。
景色が一変し、広大な高層湿原が目の前に広がった。
池塘と草紅葉。そして迎えてくれたわずかな青空に感謝。
めちゃくちゃ気持ちよかったです。
山頂にあるヒュッテ。
湿原に木道があるとやはり尾瀬を思い出してしまう。
でもここは尾瀬とはまた何かが違う。2000mを越す開放感だろうか。
ベンチでお昼休憩。
アルコールストーブで湯を沸かす。結構前に購入した エバニューチタンカップ400FD。
snowpeakチタンマグ450よりも底面積が広いので炎を効率よく受け止めてくれる。
こんな景色を眺めながらのビール。
最高のランチタイムだった。
だけどこの青空もわずかな時間だけだった。
帰る頃には真っ白で。
でも歩いてて気持ちよかった。
下山終盤はこのガスッぷり。
今日歩いたコースはこんな感じです。
久しぶりの登山。やっぱり山の良さを痛感した1日でした。
また来たいな。苗場山。
苗場山 祓川コースピストン コースタイム
日程 : 2016年9月10日
メンバー : 二人
主なピーク : 苗場山 2,145m
合計タイム : 6時間40分(小休憩含む)
合計距離 : 約13km
【 コースタイム 】 ※標準CTは約8時間
第2リフト町営駐車場 8:00 ー 9:45 下ノ芝 ー 10:25 雷清水 ー 11:10 苗場山山頂(小休憩) 12:00 ー 14:40 第2リフト町営駐車場
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