2014年5月初旬。ずっと前から来てみたかった千畳敷カール。
真っ白な残雪を抱く姿は圧巻でした。
久しぶりの登山、ゴールデンウィーク山行は木曽駒ヶ岳へ日帰りで行って来ました。
まだまだ残雪が豊富な季節。
鳥のさえずり、輝く緑の回廊を歩きたい。雪解けの沢の音が聞きたい。雄大なアルプスの絶景が見たい。日帰りなのかテント泊か…。天候はどこが安定してるか。
新緑トレッキング vs 残雪のアルプス。
ギリギリまで一人悩むも、嫁の一言、
「木曽駒ヶ岳に行きたい」で即決となりました。
初の中央アルプス。
しらび平からロープウェイで一気に千畳敷へ!
山頂駅からは南アの向こうに富士山も見えました。
千畳敷駅の標高は2612m。外へ一歩出ると真っ白な雪の世界。そして寒い!
カールを眺めながら準備体操して、アイゼン付けてピッケル装備。ルートを確認して出発。
青空のなか、千畳敷カールのど真ん中を歩いて行きます。
雪崩の痕跡がいくつか確認できました。
だんだん急登が近づいてくる。青と白の世界。
ここから既に見えている宝剣岳の岩峰が勇ましい。
このあたりから傾斜がきつくなってきた。
嫁は今年初登山とは思えない程良いペースで登って行きます。
振り返ると千畳敷駅が小さく見える。遠くには南アルプス。
そして登山者の行列。
いや〜かなり登って来ました。でも距離が短いので時間は
たいしてかかりません。
カールを登り切り、乗越浄土に到着。
風がめちゃくちゃ強い。
ここまで来ると目の前に宝剣岳が。素晴らしい。
こちらへのルートは上級者コース。山頂直下はロープ使用しないと登れないらしい。
まだまだ木曾駒ヶ岳の山頂は見えない。
まずは中岳へ向かって進みます。
途中から目の前に三ノ沢岳。ピラミダルなピークがかっこ良い。
絶景の中央アルプスの稜線を背に登って行きます。
宝剣岳、ずっと奥には空木岳でしょうか。
中央アルプスの縦走も壮大だなと感じさせる。すごい。貫禄の木曾山脈。
中岳到着です!
中岳からはこの絶景!何度も見てしまう。
中岳からは一旦下り、そしてまた登り返す。
この鞍部がまた強風の通り道で写真どころじゃありませんでした。
強風のなか、ようやく木曽駒ヶ岳の山頂直下まできました。
最後の登りです。
山頂到着。まずは鳥居をくぐります。
山頂からは、巨大なガスがこちらに迫ってくるのが見えた。
まずい。天気が崩れそうだ。
山頂ではゆっくりしてられず、早々に下山開始。
まだまだ登ってくる人もたくさんいます。
10分後。。
強風とガスで一気に視界が悪くなった。
トレースははっきりと確認できる。そんなに難しい箇所も無かったので焦らず下山。
でも空はどんどんガスで覆われてしまい、先ほどの展望は全く見えなくなってしまった。
今朝とは大違いの空。
朝一番のロープウェイで出発して良かった。
コースも短いため、午前中に下山できた。
天候良ければもっとゆっくりしたかったんだけど。
あっという間のピストン山行だったけど、ダイナミックな景色に十分満足でした。
ロープウェウェイで下山後、駒ヶ根名物のソースカツ丼と信州そばと頂く事に。
駒ヶ根はまだまだ桜の季節。
光前寺へ散歩に出かけた。見事な桜と、石段の苔が出迎えてくれた。
かなり立派な寺だった。周りは森林に囲まれ、広大な敷地に歴史を感じる建造物がたくさん。
さっきまで登山をしていたのが嘘のような別世界。
そして近くの日帰り温泉で汗と疲れを流し、
キャンプ場で1泊。う〜ん、やっと飲める。。温泉後のお疲れビールはまた格別。
翌朝。
朝の中央アルプスを眺めて次の登山へ出発。八ケ岳へ移動します。
素敵な街でした駒ヶ根。また夏や秋の最盛期に訪れたい。
木曽駒ヶ岳 山行概要
日程 : 2014年5月3日(日帰り)
メンバー : 2人
主なピーク : 木曽駒ヶ岳 (2,956m) , 中岳
行動時間 : 5時間(小休憩含む)
合計距離 : 約3.3km
登山ポスト : 菅の台バスターミナル チケット売り場にあり
下山届け : 千畳敷駅 ロープウェイ乗り場で記入・提出
【 コースタイム 】
07:15 菅の台パーキング バス → 8:00 しらび平駅 ~ ロープウェイ ~ 千畳敷駅
08:10 千畳敷駅 – 08:30 出発 – 09:25 乗越浄土 – 09:45 中岳 – 10:00 木曽駒ヶ岳山頂
10:15 木曽駒ヶ岳山頂 – 11:10 千畳敷駅
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