GWの山行は以前からずっと行きたかった常念山脈へ決めた。
まだまだ北アルプスは残雪たっぷり。気温はそこまで寒くないものの冬山装備が必要です。
穂高連峰の大展望で有名な蝶ヶ岳。
ピラミダルな頂が美しい安曇野の名峰・常念岳。
そしてこの2座を結ぶ1泊2日の稜線歩きへ!
これまでで一番辛かった!山の洗礼をもろに受けた稜線歩きとなりました。
蝶ヶ岳~常念岳 1泊2日テント泊縦走 ルート紹介
1日目 三股駐車場〜まめうち平~蝶ヶ岳(テント泊)
2日目 蝶ヶ岳ヒュッテ~蝶槍~常念岳~常念小屋~一の沢
車は三股駐車場に置いてあるので、下山後一の沢からTAXIで三股駐車場まで戻ります。
TAXIの手配については、時間が未確定の為、2日目常念小屋から無線電話(通話有料)で手配する事にしました。
大よその下山時刻を伝えておくと一の沢で待機してくれています。料金は一の沢~三股駐車場まで約7000円です。
7:20 登山開始
三股駐車場に朝6時頃到着した。GW初日にも関わらず、特に混雑もなく駐車できた。
(翌日下山したら満車に近い状態でしたが)
準備体操しながらゆっくりとスタート。
今日は蝶ヶ岳でテント泊なので登り切った所がゴールだ。それほど急いで行く必要もない。
樹林帯を歩いて行き、しばらくした場所、まめうち平で小休憩です。
参考記録で目にしていた例の看板も発見!「チョリソーとKプー」 本当だ、意味不明。。
少しだけトラバース箇所もあり。滑って転げ落ちないよう慎重に行きます。
まだまだ余裕。
ちょっと急な斜面。直登のトレースもあったり、こっちでいいの?というトレースもあった。
GPSと地形図で確認しながら進んでいく。
今日の天気は曇りで朝からどんよりしていた。
それだけに一瞬見えた晴れ間がなんとも嬉しい!
蝶ヶ岳ヒュッテ手前、最後の急登。
少し登ると息が切れる。ステップがしっかりしていて登りやすかった。
稜線に出るとまず迎えてくれたのがこちら。ライチョウさんでした。
雲の切れ目から虹もお出迎え!いまだ常念岳の姿は一部しか見えない。
テント場。ザック降ろして蝶ヶ岳ヒュッテへ受付しに行く。
数張のテントがあったがまだ空いているので場所は選び放題。
ヒュッテでテント受付(1人500円)。
明日の天気をチェックするも晴れではなかった。午後には崩れて雪が降る可能性もあるとの事。
テント設営完了。重いけど広いステラリッジ3。
風も強くなりなんと雪が降り始めた。まわりの景色も真っ白。
早速プシュ〜っと行きます。
本当は外で穂高を眺めながらの一杯だったのに。視界は真っ白だからしょうがない。
ま、テント内でも最高にうまいです!
今日は生野菜と和牛を持ってきました。この時期は生肉持ってこれるのが嬉しい。
すき焼きを作り、早速ビールで流しこむ。う〜ん参りました。。
食事後は蝶ヶ岳山頂へピストン。
と言ってもテント場から徒歩5分と超近い。
写真にはよく写らなかったけど横殴りの雪が降ってます。
山頂のまわりをウロウロしていたら、先ほど見かけたライチョウと再会!しかもつがいです。
テントは約20張。写真左側の積雪地帯にも数張ありました。
とにかく風が強い。
今日は残念ながら、穂高連峰、常念岳の全景を一度も見る事はできなかった。
上高地の梓川を挟んでわずか4km先に、3000m峰が目の前に連なっているのに。
さらに夜は暴風となり、テントポールが折れるかと心配しなら寝た。
(帰宅後気付いたけど、テントポールがくの字に曲がっていた)
ほとんど眠る事ができず朝を迎えた。
翌朝4時半、テントから出ると真っ白で雪がまだ降り続いていた。風も相当強い。
最悪下山も考えながらゆっくりと朝食を取った。どうしようか。
強風で雲の動きが速かった。
2時間ほど待機し朝6時半、テントを出るとついに常念岳の全景が見えた。
遠くには青空も見え始めている。とにかく蝶槍まで行こう!
出発を決め、これから向かう稜線を見てわくわくした。
蝶ヶ岳~常念岳 DAY1 山行概要
日程 : 2012年05月3日 ~ 05月04日
メンバー : 二人
行動時間 : 登り 約6時間半
【 DAY1 コースタイム 】
三股駐車場 7:20 〜 まめうち平 10:30 〜 蝶ヶ岳ヒュッテ 13:50
(テント場から蝶ヶ岳山頂ピストン)
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