2014年最後の山は丹沢・大山で締めくくりとなりました。
2014年最初の登山も大山だったので、最初と最後で同じ山へ登らせてもらいます。
数年前は塔ノ岳で1年の始まり、そして塔ノ岳で締めくくるという年も何度かありました。特に最初と最後にこだわっている訳でも無いのですが、嫁と年末の参拝登山に行くというのが今回の主な目的です。
朝7時半。バス停を降りた登山客は自分たちを含めてわずか4人でした。
ケーブルカーの始発が9時からなので、まだ静かな雰囲気が漂ってます。
朝日を背中におもいっきり浴びて参道を進んで行きます。
前回は何も見所が無いような男坂から登ったので、今日は女坂から行きます。
女坂の七不思議を一つ一つ確かめながらゆっくりと、ゆっくりと。
前日に忘年会だった僕は2日酔いが全く抜けず頭痛と息切れに苦戦、ヒンヤリとした空気を吸うたびに体が浄化されていくのを感じながら、大山は4回目だけどこんなにキツイのは初めてや。。とぶつぶつ文句言ってました。
七不思議の一つ、弘法大師が手の爪で一晩で彫ったという伝説の「爪切り地蔵」
空海の爪は岩よりも固いのか!?という問答ではなく、集中すれば一晩でそれなりの事はできるという教えだそうです。
寒い日陰を抜け出すと青空と大山寺がお出迎え。
何度きても立派な寺だと思います。山中にあるのもそう思わせる理由の一つ。
関東の三大不動にも数えられています。
飾りから年末の雰囲気を感じますね。
今年もありがとうございます。一礼。
二日酔いがピークに達した頃、ようやく大山阿夫利神社(下社)に到着。
早速参拝を済ませ、大山の名水を汲み、最後の登山へ向けて出発です。
誰もいないので、賽銭を投入し神主になった気分でセルフお祓い。
これで今年の厄も全てきれいになったかな。
登山道が始まるとみるみるうちに元気が出てきました。
ステップも軽くなり、軽快に登って行きます。
樹齢500~600年と言われる夫婦杉。
太陽に照らされ気持ちよさそうでした。
青空だったのに、富士見台ではガスガスで展望無し。楽しみにしていた富士山の姿は見えませんでした。さらに標高1,000mを超えたあたりから霜がでてきました。アイスバーンではないのでアイゼンは必要ありません。
山頂手前では登山道もガスに覆われてしまいました。
そして山頂に鎮座する奥の院に到着!
山頂到着!
やっぱりね~!視界真っ白!しかも寒い寒い。
2日酔いに耐え、汗冷えの寒さを感じながらの登山道でした。とりあえず体を温める為お湯を沸かそう。
と思っていたら嫁がザックから取り出したのは缶ビール。やっぱりこうでなくちゃ。
お疲れ~!と標高1,252mで向かい酒です。何故かうまい!
ゆっくりラーメンや豚汁を食してから、ぶらぶらと山頂付近を散歩。
そのうち雲が晴れて青空が広がってきました。
気付けばたくさんの登山者。
丹沢表尾根。三の塔~烏尾山~塔ノ岳とアップダウンの稜線を目で追っていく。
また来年もここ歩きたいな。
雲に巻かれながらシルエットだけ見せてくれた富士山。あんたやっぱでかいよ。雄大すぎる。
下山は見晴台経由のコース。
晴れ間もなんとか最後まで持ち応えてくれました。
山岳安全の碑。
神社の下社でもこの祈願をしました。
はい、二日酔いで行ってはいけませんね。事故が起きてからでは遅いのです。
日頃の体調管理が既に安全登山に繋がっているんだと痛感しました。
2014年は天候に嫌われたり予定が合わない等で、山へ出かける事が余りできませんでした。
それでも何度か行けた山、出会えた景色は全て思い出となっています。
2015年もマイペースですが安全登山で宜しくお願いします!
丹沢・大山 山行概要
日程 : 2014年12月30日(日帰り)
メンバー : 2人
主なピーク : 大山 1,252m
行動時間 : 5時間15分(小休憩含む)
合計距離 : 約6.1km
【 コースタイム 】
7:20 大山ケーブルバス停 – 女坂経由 – 8:30 大山阿夫利神社 – 10:10 大山山頂(休憩)
11:10 大山山頂出発 – 12:20 見晴らし台 – 12:35 大山阿夫利神社 – 大山ケーブルカーで下山
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