御射鹿池。
池にゆらゆらと森が映りこんでいた。
人の気配もなく静かでゆっくりとした時間。
この場所を初めて知ったのは一枚の絵画だった。
日本画家 東山魁夷作 「緑響く」
この作品の題材になった場所がここ御射鹿池。
八ヶ岳・天狗岳への登山口でもある渋の湯へ行く道中にあり、
白駒池ハイキングの帰りにようやく訪れる事ができた。
天然の神秘的な池かと思いきや、道路沿いにある人工の池。
築造は昭和8年。農業用の温水ため池。
この日は写真撮影、絵を描いている方と数名しかいなくて本当に静かでした。
芝生に腰かけ、四季折々の景観を魅せる池を眺めながら、アルコールストーブで静かに湯を沸かし、お気に入りのカップでゆっくりコーヒーでも飲んでみたい。
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