来たぞ!夏山!
本来なら日本アルプスへ行きたいところなんですが、
日帰りの近場へ変更となり、まだ未踏だった箱根山の最高峰、神山と駒ヶ岳へ行ってきました。
この山域のベストシーズンはやはり春と秋。
冬も空気が澄んで富士山の見え方も素晴らしい。
昨年の12月、雪の箱根外輪山縦走もかなり楽しめた。
さて8月。暑すぎるこの季節はどうなる事やら。。
大涌谷バス停到着
JR小田原駅から、箱根登山バスで約50分で到着。意外と近いもんです。
巨大な温泉卵が目印。既に硫黄臭がすごい。
登山開始前に大涌谷自然研究歩道を見学。
登山道とは別のルートになるので、最初に訪れます。
バス停から右の道へ行くと大涌谷。
往復して戻り、左の登山道からが神山への道。
10分程登ると大涌谷の核心部。
景色もよく、外輪山の金時山も望めます。
目の前には「箱根の槍」と勝手に思ってしまう冠ヶ岳(かんむりがたけ)。
モクモクと出る火山ガス、背後にこの山の景色、素晴らしい場所。
かながわの景勝50選に選ばれているのも納得。
行動食にと、茶屋で温泉ゆで卵を5個買った。外観は真っ黒でアツアツだ。
1個食べると寿命が7年延びるとか。
登山開始
大涌谷からバス停まで一旦戻り、登山口のゲートを抜けて歩き始めます。
至るところから火山ガスが。ダイナミックなアプローチに興奮するも、
硫黄臭と8月の暑さが重なり、なんとも息苦しい登山道。
景色は良いんだけど、看板通り立ち止まらず進みます。
冠ヶ岳が近づいてきた。
箱根の知らなかった山風景。赤道直下のジャングルのような景観だ。
外輪山の向こうには富士山も。残念ながら雲がかかってます。
秋~冬の早朝なら素晴らしい展望だろうな。
昨年の縦走で通った丸山の鉄塔。思い出の山に浸れる楽しい時間でした。
駐車場を眼下に、金時山もよく見えます。
景色の良い道が終わると、樹林帯の登山道に変わる。
直射日光を避け涼しく感じるけど、想像通り虫がやたらと多い。
前日の雨で滑りやすく、木の根や岩が多いのでゆっくりと登って行く。
こんなに汗が噴き出すのも久しぶりだ。快適とは無縁の登山環境。
途中に冠ヶ岳への分岐もあったけど、山頂は全くの展望なしとの事で今回はスルーした。
暑い暑い。と唸っていたら、あっという間に箱根山最高峰の神山到着。
山頂は狭く展望は無し。虫の大群が登山者を待ち伏せていたのですぐに通過。
駒ヶ岳へは一旦下り。苔むす木々も目にします。
もうすぐ満開のシモツケソウ。いたるところで咲いてました。
駒ヶ岳到着
神山から約1時間。
軍事施設のような駒ヶ岳のロープウェイが見え始めたら山頂は目前。
ガスってたけど芦ノ湖を見下ろすのはやはり気持ち良い。
7.8年前に来た時は富士山がきれいに見えたんだけどな~。
古くから山岳信仰としてのの歴史が長い、神山を拝する箱根元宮(はこねもとつみや)へ。
ご神体の神山。だんだん曇ってきました。
と思ったら、東側は青空。
駒ヶ岳山頂はケルンだらけ。空がでかい。
ロープウェイで下山
駒ヶ岳山頂を満喫し、ここで折り返して樹林帯を2時間歩いて早雲山まで歩いて下山。
の予定でしたが、虫も多い、暑い、展望ない、という今日の環境から、
一気にロープウェイで下山する事にしました。これもまた良し!
そして箱根園からフェリーで戻ります。
外輪山を湖畔から眺めるのも贅沢です。
フェリーの3階デッキから先ほど登った駒ヶ岳が良く見える。
風も気持ちよく、ビール飲みながら最高のプチクルージング!!
箱根町が見えてきた。
こちらは箱根関所。
この関所から東が関東、西が関西。江戸と京のイミグレーションってわけ。
このあと観光で訪れたけど、想像以上に勉強になるところでした。
神山~駒ヶ岳 山行概要
日程 : 2014年8月1日(日帰り)
メンバー : 二人
主なピーク : 神山 1,438m、箱根駒ヶ岳 1,356m
行動時間 : 2時間(小休憩含む)
合計距離 : 約3.7km
【 コースタイム 】
9:00 大涌谷バス停 大涌谷観光 – 9:45 登山口 – 10:40 神山山頂 – 11:40 箱根駒ヶ岳ロープウェイ – 12:00 箱根駒ヶ岳山頂 – 12:10 箱根駒ヶ岳ロープウェイ – 12:20 箱根園
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